手妻とは、江戸時代に花開いたマジックのこと。
創作手妻
(そうさくてづま)
煙管(キセル)や傘、羽根をモチーフとした、藤山大成による創作手妻。
古典を残しつつも、古典にない要素を和の世界に落とし込み、手妻の新たな形を表現します。
※キセルから出る煙は、植物性グリセリンを使用しており、体に無害のものです。
双つ引出し
(ふたつひきだし)
江戸時代のたばこ盆を彷彿とさせる二段の引き出しから、玉や絹帯などが出現・消失を繰り返します。
おしまいには江戸の情緒を表現した鮮やかな結末が用意されています。
夫婦(めおと)引出しとも言います。
連理の曲
(れんりのきょく)
比翼連理という言葉があります。
これは男女や夫婦間の切っても切っても、なかなか切れない仲を表現した言葉です。
この比翼連理を1枚の半紙で表現したのが連理の曲です。
柱抜き
(はしらぬき)
2本のこよりでお客様に指を縛っていただきます。
縛った指が、刀や柱、輪っか等を通り抜けます。
※観客参加可能
袋卵
(ふくろたまご)
袋の中からたくさんの卵が出現・消失を繰り返します。
※一部観客参加可能
紙片の曲
(しへんのきょく)
紙片が徐々に本物の卵に変化してゆく手妻です。
袋卵と合わせて演じることが可能です。
三段返し
(さんだんがえし)
「米と水」:お椀に入れたお米が万倍になり、さらにお椀から水が出現する手妻です。
「紙うどん」:破った半紙が本物のうどんに変化します。
上記2つの手妻を合わせて三段返しになります。
別々で演じることも可能です。
※観客参加可能
金輪の曲
(かなわのきょく)
江戸時代の人気手妻のひとつです。 リングのつなげはずしは欧米や中国でも有名ですが、古くからあった日本の手順は明治の頃に絶えてしまい、2003年に藤山一門で復活させました。
日本文化ならではの見立てや踊りの型が美しく、見所となっております。
お椀と玉
(おわんとたま)
お椀の中に入れたはずの玉が消えたり、別のところから出現したり…
奇術の歴史上最も古くからあるもので、江戸時代にはこれがお椀と玉を使って演じられていました。
おしまいには日本文化らしい思いもよらないオチが待っています。
お座敷など小規模な会場で演じることの多い作品です。
若狭通いの水(わかさかよいのみず)
ふたつの透明な徳利があり、片方は空っぽでもう一方にはオレンジジュースが入っています。
おまじないでオレンジジュースが移動します。